中部ものづくりUNITED

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2015年6月24日~26日:機械要素技術展に今年も出展します!(東4ホール 東58-33)

2013年5月31日金曜日

【5/23:イベント終了報告①】教育・カイゼンのヒントは現場に有り!(工場見学会in三重)


皆様、こんにちは!

NCネットワーク名古屋の日比野です。

 

先日お知らせしておりました、

5/23()『社員向け工場見学会in三重(前田テクニカ様・伊藤製作所様)』

開催致しました!

当日は、1323名のお客様に参加頂き、ご満足の声も多く頂き

大盛況の中終了致しました。

当日の状況を報告させて頂きます。

 


 

【第一部:株式会社 前田テクニカ様】

 

◆前田テクニカ様のご紹介

①会社概要(エミダス / HP

少量多品種~量産までの精密プレス、板金加工及びプレス金型製作
(モーター、制御機器、車両、事務機器、映像機器など)

 

②前田テクニカ様の工場見学会のポイント!

・工場のあちこちに散りばめた「見える化」「2S」の徹底で、
社員自らが効率・品質・技術向上を考える環境へと進化!
 
・目標設定後、社員の「実感・達成感」を重要視した工夫!
 
・あくまでボトムアップにこだわった「これ、面白いよね?」と楽しめる取組み!

 

 

◆工場見学会スタート

①前田社長のお話 ~自社紹介編~

930よりスタートした工場見学会。

まずは、前田社長直々に、企業の説明を行って頂きました。

 

精密プレス・板金部品のすきまニーズにお応えするために、

「手のひらサイズへのこだわり」
 
「試作から金型製作、量産まで」
 
「多品種少量に対するこだわり」
 
「管理力」

について語って頂きました。

 

同業他社が多い中、中々差別化が図りにくいという企業様も

多いかと思いますが、自社で手掛けていることを一つ一つ振り返り、

そこから自社の強みを分析している印象でした。

特に、同業界の中でも、得意な領域の微小なズレを察知し、

そこから提案~取引へと結び付けていらっしゃったので、

「何かできることがないのか?」

「いいものを早くつくる為にどうしたらいいのか?」

といった点に注力していらっしゃり、同社の熱意を感じました!
 
    ※情熱的な前田社長のプレゼンテーション






②前田社長のお話 ~人財育成・社員教育・改善活動編~

 お次は本題の、「人財育成・社員教育・改善活動」についてです。

 こちらのお話は、参加頂いた企業様にとっても、等身大のお悩みであり、

 それらを解決する手法のお話だったと感じました。

 

 組織として成り立っているはずなのに、

 役割分担の不明確さやメンバーの高齢化、継続できない改善活動等、

 会社として同じ方向を全員で向かっていきたい理想と、

 中々適わない現状とのギャップをお話頂きました。

 

 そして、同社ではどう解決したのか?

 それは、社全体で取り組んだ「ISO認証取得活動」にありました。

 

 加えて、

 「自分達で改善の課題を見つけ、考え、行動し、ルール化する」。

 その為に行われたのが「会社の管理レベルの向上」でした。

 

 管理者側から徹底した「監視」を行い、PDCAサイクルに繋げている為、

 継続が出来、やがてそれが浸透していく。

 きちんとイニシアチブを取る人がいるからこそ、
 
 成立するのだと改めて気付かされました。

 

 加えて、「考える・やってみる」活動の一環として、改善報告制度を導入。

 ご褒美レベルを引き上げ、改善案も「まずは褒める」という取り組みや、

 ベテラン社員が先生となる教育週間を就業時間にしっかりと取っていらっしゃいました。

 また、ベテランだけではなく若手メンバーがリーダーとなる美化活動を行うなど、

 年次など関係なく「社員が主役」になる取組みの多さが非常に魅力的でした!

 参加頂いた企業様も、きっと自社と比較し、「どう取り入れたらいいのだろう」と

 思案しながら聞かれていたのではないかと思います。



③工場見学会

 3班に分かれての工場見学会では、工場中に散りばめられた

 工夫とカイゼンに、参加企業様も興味津々でした。

 

 金型の収納方法や、至るところに掲示している指示書やスキルマップ、

 そして、工具一つをとっても、その収納方法から全てに現場の声が反映されていました。

 社員の皆さんが、積極的にカイゼンに注力し、声を上げ、それを反映していのが、

 工場を見学する中で一番感じたことでした。

 

 参加企業様も「自社で真似できる点が多い!」と、

 メモを取ったり、携帯で撮影したり、質問したりと非常に熱心でした!
 

 ※皆様熱心に説明を聞いていらっしゃいます。



④質疑応答時間

 最後は、社員さんも迎え、ざっくばらんに質疑応答の時間です。
 



 社長と社員さんが掛け合いをしながら、様々な質問にお答え頂き、


 そこからも前田社長の想いが社員さんにも伝わっているのだなと納得してしまう

 時間でした。


 


前田社長の熱い想いと社員を大切にされている気持ち

参加企業様にも存分に伝わり、大変有意義な見学会でした!

 

前田社長、そして前田テクニカの社員の皆様、

本当に、ありがとうございました!!

 


 

●○●●○●●○●●○●●○● 追伸 ●○●●○●●○●●○●●○●

※前田社長のブログでも、本見学会の紹介を頂いております!
 
※前田テクニカ様では「コモノモノ)」 という

 個人向け商品の販売も行っています。

  お土産に頂いた、『左:totte(トッテー)』と『右:箸置き』です。
 
 
 
 
   ※かわいい猫の形で、ペットボトルのふた開けにさっそく活用中です!!






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NCネットワーク名古屋 日比野






2013年5月17日金曜日

受注が取れるPRとは?~自社・競合・マーケット分析をしよう!~

皆様こんにちは。
NCネットワーク名古屋の堀江です。

いよいよ5月も半ばとなり、暖かくなってきましたね。
最近は月に1~2週間程泊りがけで、北陸地域へ出張しております。

会員様へのご挨拶でまわっているのですが、
お言葉に甘えさせて頂き工場見学もしております。

工場見学と会員様直の声は大変勉強になります。
地域毎の特色をお聞かせ頂き、どの業界の仕事が多いか、少ないか。
この先どうなっていくのか。
この先どうしていきたいのか。

色々と質問をさせて頂き、会員様の考えを聞かせて頂いております。

今の自分では何のお力にもなれず、良い提案もできない事が歯がゆい次第です。

NCネットワーク名古屋では英会話の勉強も始まりました。
とにかく勉強をして、少しでもお客様の為になれるスキルを身につけたいと思っております。
今後共、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。



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                       ~ダイレクトメール第二弾~
                               ◆◇◆受注が取れるPRとは?◆◇◆
                               ~自社・競合・マーケット分析をしよう!~
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◆1:突然ですが、みなさまは『受注を取る為の自社の強み3点』をすぐに言えますか?
                         


   「ウチは特別な事してないからなぁ・・・」
   「機械があればどこでもできる事をやっているよ・・・」
   「なんでも屋さんになってしまっている・・・」
   「特徴が無いんだよなぁ・・・」


   このようなセリフを非常に多く聞きます。
   思い当たるフシはありませんか?

   今回私がここでお伝えしたいのは、
   『本当に強み・特徴が無い会社などはない!』
   ということです。



  ■『特徴がない』と思っていたけど……

    

   
    実際にエミダス・プロライトのサポートを行っていると、

    「自社に強みがないんだよね。」
    「差別化なんてできないよ。」


    とおっしゃる会員さんもいらっしゃいました。


    しかし実際にお話を伺ってみると、
    非常にお客様に対して誠実であり、
    特急の対応依頼にも常に応えていらっしゃいます。

    例えば、

    ・鋳物加工の削りを少量多品種で対応している

    ・見積もりは5分以内で年間30000枚の図面をさばき、
     3分以内に加工開始ができる

    ・外注業者のネットワークを持っており、超特急対応や
     珍しい材料でもすぐに取り寄せ加工できる体制がある

    ・汎用金型を多数用意し、それを組み合わせて鍛造を行う事で、
     金型費を0円もしくは必要最小限に抑えている

    ・表面処理業界では量産対応が通常だが、
     顧客のニーズに応える為、敢えて少量多品種で対応している


    など、お話を伺ってみて初めて知る『企業ならではの特筆された強み』を、
    サポートを通じ気づかされた例なども少なくはありません。

    その点からも、『強み・特徴がない会社はない』と考えています。
    あるのは、
    “強みを理解している会社”“強みを理解していない会社”
    2つのみです。



  ■『特徴・強みの分析』を行いましょう!

    
    以上の事例を踏まえてもう一度自社を見つめ直してみてください。

    「すぐにはでてこないよ!」と思われている方は、
    自社で取り扱っている、

    『製品』・『加工の特徴』・『業界』・『素材』・
    『精度』・『納期』・『ロット』
など、

    一つずつ自社について書き出す事が、見つめなおす良い機会となるでしょう。



  ■自社で『当たり前の様に行っている作業』に強みが隠れています!

        
    競合他社と自社の仕事内容を比較されたことはありますか?
    実際に比較してみると、

     ・他社よりも短納期の対応が可能だった
     ・他社よりも品質管理を徹底していた(不良品が少ない)
     ・他社よりもコストが安かった


    といった自社の強みが浮き彫りになってきます。


    他社と比較をする中で、
    「価格では劣っているが、品質は優れているね」といったように
    自社の特徴が見えてきませんか?

    特徴を調べる一つの目安として、「ネット検索」が挙げられます。

    GoogleやYahoo!で検索した際に、
    競合他社よりも、自社が上に来る検索ワードは
    「自社の強みである」と判断しても良いでしょう。


 
◆2:それでは実際に、『強みをPR』していきましょう!
   自社の強みは分かったけれど、実際にはどうやってPRすれば良いのか?

   御社の強みを一人でも多くの方に知って頂かなければお問合せは来ません。
   では、PR手法にはどのような物があるのか?
   下記が一例です。

   ▼PR手法
    (1)飛び込み営業   (2)紹介   (3)パンフレット
    (4)展示会           (5)動画    (6)インターネット


   など、手法はたくさんあります。


   筆者の本音としては、
   『PR手法に正解はない。是非色々な手法を試してほしい。』
   と思っています。

 
   もちろん、エミダス・プロ・プロライトもPR手法の一つです
   この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■次回予告■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

  次回は「受注に繋がる文章」を解説します。
  実際に受注になった事例を元に、web受注のコツを徹底解剖!

   第2弾
   「受注に繋がる文章とは?~発注者を想定して文章を書こう!」

 
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2013年5月13日月曜日

【エミダスアップデート情報】基本情報ページ

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                ≪エミダスアップデート情報≫       

                 ~基本情報ページ~
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  エミダスの仕様が一部更新されましたので、お知らせ致します。


  変更箇所
   基本情報ページの「技術製品情報の表示方法」


  対象会員
   ・プロ会員
   ・プロライト会員


  変更によるメリット
   基本情報ページへ流入したユーザーが、
   会社の情報を調べながら、
   8個の主要製品を大きな画像で閲覧する事が出来るようになりました。

   基本情報ページを閲覧するユーザーは多い為、
   自社で特にPRしたい製品を掲載頂くと良いですね。
   自社のWEBブランディング手法の強化のためにも、
   是非この機会に、入力内容の見直しをして頂くと良いかと思います。


  ↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓ 詳細は、下記をご確認下さい ↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓


  変更の背景
   会員企業様やエミダスサイトを閲覧頂く企業様より、
   「大きな写真で技術製品を閲覧したい」というご要望を
   兼ねてより頂いておりました。
   そこで、ページの「見やすさ」・情報の「探しやすさ」を考慮し、
   下記のような形に変更致しました。



  変更内容※ログイン頂き、実際にご確認下さい!
   ①基本情報ページ内の技術・製品情報の画像サイズを
     大きく表示する。
     ※以前の1.5~2倍サイズ

   ②右横に表示される製品の並び順を最大8個にし、
     その注釈について、
      ・タイトル
      ・他社との差別化を説明する文章
     のみに変更した。

   ③8個並んでいる製品画像をクリックすると、
     大きい画像に反映される。

   ④大きい画像をクリックすると、
     その技術・製品情報ページへと移動する。

㈱中村製作所様(三重県)Web経由にて新規受注獲得!!

みなさんこんにちは。大谷です。
GWも終わり、溜まった仕事が一段落したところでしょうか。

平成24年度「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」
1次募集の採択結果も公表され(1,836件の公募のうち、742件採択)
弊社会員企業様も多数採択されました。

企業の設備投資活性化も、景気回復においてひとつの重要指標になると思います。
6月頃に2次募集も開始されるという情報も開示されております。
参考にして頂ければ幸いです。



さて、今回お届けするのは「Webにおける新規受注獲得事例」です。

三重県四日市市にて高精度機械加工業を営んでおられる
株式会社 中村製作所の山添社長に、
Webからの問い合わせが受注に至ったストーリーと秘訣を伺いました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インタービュー内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大谷
「山添社長、早速お伺いしたいのですが、
  具体的にどういった内容の問い合わせから受注に至ったのでしょうか。」

添社長
「問い合わせがあったのは、エミダスに登録して割とすぐで、
  某大手メーカーのとある事業部からの問い合わせでした。」

大谷
「自動車、産業機械系の大手メーカーですね。」

添社長
「そうですね。そのメーカーさんは、もともと中国企業に加工委託をしていたのですが、
  品質不安定で不良が多く、国内に加工戻すという話になったようで、、、
  そのタイミングで弊社に問い合わせがありました。」

大谷
「なるほど、メーカーのニーズが【価格】ではなく【品質】重視だったのですね。
  どのようなキーワードから流入した問い合わせだったのでしょうか。」

添社長
「うーん、、、恐らく【内径研磨 三重県】※1
  から入ってきたんじゃないかなぁ。
  メーカーさんも近県で探していて、
  問い合わせ内容もΦ300位の内径研磨の加工についてでした。
  弊社にある内径研磨機のワークにぴったりの案件でしたね。」

  ※1:【内径研磨 三重県】で検索すると中村製作所様のエミダスページが
    Googleで1,2位を独占(2013年5月現在)


大谷
「やはり最初は、少ロットの加工依頼だったのでしょうか。」

添社長
もちろん最初は少ロットでしたよ。ただ、定期的に仕事を頂くうちに、
  機械加工~熱処理~研磨仕上げまで量産
で任せて頂けるようになりました。
  今では材料も弊社で調達しているので、月間数百万円の大きな仕事になりました。」

大谷
「それはすごいですね!
  しかしながら、来た問い合わせに対しての素早い見積対応と、
  試作段階での高品質製品の提供(初回対応は必ず社長が対応)
  材料調達、旋盤~マシニング加工、熱処理、研磨仕上げと、三次元測定対応可能
  という御社の一貫生産体制があるからこそ、長期取引につながったのですね!」

添社長
「ありがとうございます。
  実は、そのメーカーさんとは10年位前に取引がありまして、
  口座関係のやりとりが非常にスムーズだったこともプラス要因ですね。
  もちろん当時の担当者は弊社側も、メーカー側も代わっていて、
  取引が進むうちに「あれー?以前に取引してるじゃん」ということが分かったんですよ。」

大谷
「様々な要因が重なり受注に至り、現在では主要取引先になるくらいに
  関係が深くなったわけですね。」

添社長
「そうですね。あとは、内径研磨、三次元測定、同軸度、真円度、
  などの狙っていきたいキーワード
意図的にページタイトルや文章に散りばめて

  (社名以外での)検索ヒット率を高めたこと功を奏したのかなと自己分析してます。」

大谷
「なるほど、戦略的にWebを活用された結果というわけですね。
  色々教えて頂きまして有難う御座いました。今後も宜しくお願いします!」

添社長
「こちらこそ有難う御座いました。ではまたフットサルで(笑)」

大谷
「(笑)」

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中村製作所様は、先日も大手鋼材メーカーとの新規取引が始まり、
定期的に新規の顧客開拓を実現
されております。

また自社製品の開発にも取り組み、BtoCの事業ドメインの立ち上げるなど
非常に前向きな企業様です。まさに「挑戦する製造業」!!

NCネットワーク名古屋は今後も中村製作所のご活躍を応援して参ります。
※中村製作所様⇒エミダスページ ホームページ



自社の強みを具体的にWebに掲載することで、新規受注を獲得し、
現在でも継続して取引をなされている素晴らしい事例を紹介させて頂きました。


次回のblogもお楽しみに!!

㈱NCネットワーク名古屋 大谷